【本書の主な内容】 1.「いのち」には長さだけでなく、幅・高さ・深さ・大きさ・密度・重さがある 「いのち」の旅:「いのち」を維持するための「正倉院方式」と「伊勢神宮方式」 なぜ、「こころ、からだ、いのち」なのか?:人間にとって、したがって医療にとっても、とても大切なこと こころ、からだ、いのちをめぐるニンゲン学:「いのち」の長さ・幅・高さ・深さから生まれる『いのちの体積』『いのちの大きさ』というイメージ いのちの「密度」と「重さ」 いのちより大切なもの:「こころ、からだ、いのち」を大切にする語りを通して見えてくるもの 2.健康について考える:健康リテラシーを高める! 健康リテラシー(Health literacy )を高める!:健康情報が氾濫する現代、健康に関する「読み書きソロバン」の能力が重要! 健康のキーワードは、バランスとリズムである! 学習効果、作業成績、さらには生体反応に及ぼすストレス強度の 影響は「曲線関係」にある!:ヤーキーズ・ドッドソンの法則の意義と「逆U字の関係」 「生きる意味」とストレスマネジメント:親思う心にまさる親心! 「整理」がストレスマネジメントのキーになる!:物、情報、時間、思考、感情の整理 3.医療におけるサイエンスとアート 医療におけるサイエンスとアート:人間の理性と感性の働き、医療の論理と倫理の誕生 治療医学における「自然治癒力」の重要性:臨床薬理学を専門とし、心身症診療を行ってきた医師の視点から 最先端医療と自然治癒力を高める医療の統合:客観的で科学的なエビデンスと個人の主観的な生き方の調和を求めて 自然治癒力とポスト・トラウマティック・グロース(外傷後成長PTG):人間の有する自己修復機能の驚嘆すべき力 医療の中の時間:生体リズムに基づく時間治療学と年齢・環境・心理状態により異なる速さの感覚 4.創薬育薬医療チームの中心で働く臨床研究コーディネーター(CRC) 「創薬」と「育薬」、そして 「創薬育薬医療チーム」というコンセプトの誕生:なぜ、「創薬ボランティア」「育薬ボランティア」なのか? CRCとしての成功に導く「3つのC」:CRCあり方会議の“こころ”、Creativity、Communication Be strict and flexible ! 厳密に、かつ、柔軟に!:創薬育薬医療スタッフに求められる能力として この半世紀で変わったこと、変わらないこと、 変わってはいけないこと:初心忘るべからず! 不易流行! 5.臨床試験をわかりやすくするために “Back to the Future”と臨床試験:治験啓発用ビデオ誕生の裏話 治験の三要素から誕生した図:ビジュアルに訴えることによる期待以上の効果 思いをスケッチして一枚の図に落とし込む!:目指す行動の方向性を図示して、ビジュアルに訴える! 人生の補助線:「一本の補助線」を描いてみると、見えてくるものがある! 「期待効果」の功罪:過ぎたるは猶及ばざるが如し!:目的に合わせた制御と適正化を! 6.いろいろと想うこと 母の想いが子に継がれるとき:ペニシリンの再発見をめぐって グローバリゼーションは国際化ですか?:米国生まれのマクドナルドの看板が東京とパリでは異なっている理由 「原点、忘るべからず!」:何事にも「原点」がある 原点と自分の居る位置、原点との距離を意識して生きることの大切さ 人工知能(AI)と人が共存する社会を生きていくために!:人間らしさを生かす分野の仕事の重要性がますます増加する! 医師の病状説明と患者の意思決定の間にあるもの:未破裂脳動脈瘤の存在を指摘された六〇歳代の女性患者を例として 株式会社メディカル・パブリケーションズ URL:http://www.medipus.co.jp